チワワ2匹に病が3つ

ロングコートチワワのショコラとマロン

2匹で3つの大きな病と闘う日々を綴ります

ショコラの病 ~僧帽弁閉鎖不全症~ その3

皆さん、こんばんは。ろみです。(#^.^#)



今日は、僧帽弁閉鎖不全症の手術を受ける前後の記事を書きますね。



ショコラが、2つの病気を抱えた状態で手術に挑む事になったので、
私達がしてあげられるのは、何が何でもショコラの体調を、万全な
状態にしてあげる事…それしかありませんでした。



万が一、術前に肺水腫にでもなってしまったら、手術日が延期になる
恐れがあり、それはショコラにとって命取りになりかねない、それほどまでに
切羽詰った状態でした。



なので、絶対に最高の状態(体調)で手術を受けさせてあげたいとの思いで、
かかりつけの病院に、手術前日まで入院させて頂き、術前検査を含む体調管理を
しっかりやって頂きました。



9月6日 手術前日 かかりつけ病院からの退院日です。
この日は、帰って寝るだけの状態にして頂き退院しましたが、やはり久しぶりの
自宅に帰って普通でいられるわけはありません。



大興奮してしまい、暴れそうになるショコラを必死に止め、何とか
酸素室に押し込みました(T . T)



この時の、酸素室の酸素濃度は、通常より少し高めの40%前後…
それでも息苦しいのか、呼吸をするたびに、前足とか身体が揺れるような
荒い呼吸をしている状態でした。
そんな状態なのに、大暴れして大丈夫だったのか心配していたら…

  少しして、暴れ疲れて寝ちゃいました(^^;)



そして、久しぶりにショコラが帰って来てくれて安心したのか…

  マロンも、着かず離れずの状態で眠り始めました(*´∀`*)



こんな穏やかな時間は、本当に久しぶりでした。
いつまでも、いつまでも、ずっと見ていたい光景でしたね。



でも、そんな穏やかな時間はあっという間に崩されました。
私が、酸素室がある2階から、自室の3階に行って寝ようとした時の事です。



今まで大人しく寝ていたショコラが、突然起き上がり、
大声で叫び始めたのです。
まるで、「お母さん、行かないで!私を一人にしないで!」と
言われているようでした。



ずっと、長いこと入院させていたので寂しかったのだと思います。
その日は、布団を降ろし、酸素室の前に布団を敷いて寝ました。
添い寝ってやつです(^^;)



私が、そばに居ると安心して横たわり始めました。
本当なら、そこで寝るのでしょうが、私は、ショコラに何も言わずに
手術を受けさせる訳にはいかないと思い、酸素室の小窓から手を入れ
ショコラの頭を撫でながら、明日が手術である事。痛いだろうけど
絶対に良くなるから、先生の言う事を聞いて、一緒に頑張ろうね!
と声をかけました。



すると、私の目をジッと見ながら、手を舐めて来たのです。
大丈夫!絶対に大丈夫だよ!!と何度も、何度も話しかけている内、
ようやく眠りにつきました。



そして迎えた9月7日



昼の12時までに病院に到着するよう出かけました。
その際、参考になったものがあります。



今回、ショコラの手術を執刀して下さる、上地先生が書かれた本

これは、非常に参考になりました。
なぜなら、手術前と当日の、家族の接し方が書かれていたからです。



ショコラは、普段、車が大嫌いで騒ぎます。
従って、手術当日も車の中で少し騒ぎ始めました。



でも、先生の本には、「いい子だね」「お利口さんだね」と
優しい笑顔で語りかけてあげて下さいと書かれています。
飼い主が落ち着いて笑顔で送り出した子の手術は、いつも順調に
進みます。との事。



なので、どんなに騒いでも、「ショコラいい声だわぁ~。ステキだね!」
とか、「うわぁ~、めっちゃいい子じゃん!」などと、車の中で褒めまくり
身体を触りまくり、頭を撫でまくりました。(*´∀`*)



すると、いつもより騒ぐ時間が激減したのです!
病院に着く頃には、とても穏やかな状態になっていました。



術前の説明は、本の著者であり、執刀医の上地先生が行って
下さいました。
初めてお会いするので、ちょっと緊張しましたが、
先生の本のおかげで、ショコラを落ち着かせて病院まで来る事が
出来た感謝と、後は全てお任せしますとだけ伝えました。



そして、午後2時から手術が開始される前、少しだけ会わせて
くれたので、写真をパチリ

 麻酔の前に、事前に薬を飲んでいたけど、めっちゃ元気!


 身体は半分、剃られてツルツル~。(^。^;)
 足は、血管確保のため、針が刺さった状態です。



そして、いよいよこの時間がやって来ました。

  奥の扉の先が手術室です。ショコラ、行ってらっしゃい!!



ここから先は、全て先生にお任せするしかないので、
家族は終了予定時間の1時間ぐらいまでに戻れば、後はどこへ
行ってても構いません。



ショコラの手術予定時間は、PM2時~5時と言われていたので、
病院を出て、食事をしたり色々時間を潰しました(^^ゞ
そして4時頃、病院に戻り待合室で座っていたら、
4時半に上地先生が待合室に来られて、手術が無事終了したと
報告して下さいました。



手術はとても順調に進み、30分も早く終わりました。と言われた後、
手術室に案内され、まずは、ショコラの心臓の様子を説明して下さいました。



ショコラの僧帽弁は、細い筋1本だけでかろうじて止まっていた状態。
後の筋は、全て根元から切れていたそうです。
もし最後の1本が切れたら、もっと大変な事になっていました。と言われた
時は、本当にギリギリのタイミングだったんだと、改めて感謝しました。



その後は、最後の縫合の様子をモニターで観察しながら、
心電図モニターの状況説明や、心拍数、血圧などの説明を
一つ一つして下さり、術中に下げていた体温が元に戻り始めているので、
いつ麻酔を覚ましても良い状態ですよ
そして、すぐに面会もして頂けますとの事。



なので、家で待っていた、次男とマロンを急いで迎えに行き、
19時少し前に病院に到着。
面会させて頂きながら、主治医の先生からも説明を受けました。
でも、酸素室に入っていたショコラの様子があまりにも異常だったので
今となっては、あまり覚えてません…(-_-;)



だって、めっちゃ大きな手術をしたのに、
なぜかお座りしていたんですよΣ(゚д゚lll)



先生に、何でこの子は座っているのでしょう?と思わず聞いて
しまったぐらいの驚きでした。
先生も、普通は寝てくれるんですけどね…って笑ってました



その後は、ボーッとした顔で、酸素室内をグルグル歩き回り
最終的にはコテッと寝てくれました。



 たくさんの管が付いています


 舌が出たまま、引っ込みません(;´Д`)


この日は、1分でも早く寝て欲しかったので、この写真を最後に
家に帰りました。
この後は、一晩中、身体の状態を管理して下さるので安心です。


 お姉ちゃん、早く元気になって一緒に遊ぼうね!

ショコラの病 ~僧帽弁閉鎖不全症~ その2

皆さん、こんばんは。ろみです(#^.^#)
今日は、ショコラが僧帽弁閉鎖不全症の手術に向かうまでを
書きたいと思います。



ショコラが、初めてJASMINEどうぶつ循環器病センターで
心臓の検査をしたのが8月28日



あらゆる検査をして頂いた結果、手術以外ショコラを
救う事が出来ないと知ったその日…



もう一つ、先生から指摘されたのがショコラの肝臓の大きさでした。
かかりつけの病院でも言われていた肝臓肥大…



ショコラを横から撮影したレントゲン写真を見ると、
心臓と肝臓しか映っていないんじゃない?って思うほど
とても肥大していました。



肝臓肥大は、心臓から逆流した血液が滞って大きくなることも
あるようですが、JASMINEの先生は、ホルモンの病気を
疑っていたようです。



かかりつけ病院で行う術前検査では、血液の凝固検査以外に
ホルモンの病気も調べるよう言われました。



本来なら、手術日まで自宅で家族と共に過ごすのが
一番良いのでしょうが、ショコラの場合、いつ肺水腫に
なってもおかしくない状態でしたので、術前検査を受けながら、
手術前日まで入院させて頂く事になりました。



数日後、JASMINEの先生から電話があり、ショコラに
副腎機能亢進症…いわゆるクッシング症候群が見つかったとの
報告を受けました。



今まで一度も聞いた事のない病名です。



それが手術にどう影響があるのかわからずにいた所、
クッシングの治療をして、数値が落ち着いてから
手術をする子はたくさんいるけれど、
クッシングを治療せずに心臓の手術をした子がほとんど居ないので、
術後どうなるか症例が無くて説明が出来ないとの事…



また、クッシングは、血栓が出来やすくなる病気であり、
筋肉が弱る病気なので、弁の修復のために心筋に縫い付けた糸が
筋肉が弱ることで切れてしまい、今までより心臓の状態が悪くなって
しまう恐れがあると言われました。



なので、ショコラにとってどの選択が一番良いのか、家族でもう一度
話し合って決めて下さいと言われ、一旦電話を切りました。



ショコラは手術が受けられないのだろうか?と絶望にも近い気持ちになり、
またしても家族会議を開きました。



正直、手術を撤回する気はありませんでしたが、
術中や術後退院するまでの間に亡くなってしまう子が約7%居ると
言われたその数字の中に、ショコラが入ってしまうのかも
知れないと思うと、少し迷いが生まれたのは事実です。



次男は、即、クッシングについて調べてくれました。
多飲多尿で肝臓が肥大する…まさにショコラと同じ症状です。
強い利尿剤のせいだと思っていましたが、1日に800ml以上の
水を飲むのは、素人でも異常じゃないかと思っていたので、
やっぱり別の病気だったんだ…とショックを受けました。



心臓にしても、肝臓にしても、気付いてあげられなかった事ばかり…
だとしたら、私たちがショコラにしてあげられるのは、手術で
治してあげる事しかありません。



JASMINEの先生からは、家族が一人でも反対したら、
手術は受けない方が良いとアドバイスをされていましたが、
幸い、我が家は全員一致で手術を受ける事を再度決めました。



その事をJASMINEの先生に伝えると、
我々も全力でサポートします!との
力強いお言葉を頂き、安心する事が出来ました。



きっと大丈夫! そこから迷いは一切無くなりました!

 お母さんのバッグに入って、毎日お姉ちゃんのお見舞いに行くからね!

こんばんは。

今日は、ショコラの病 ~僧房弁閉鎖不全症~ その2の記事を
書こうと思っていたのですが、今夜19時頃に、マロンが
軽いてんかんの発作を起こしてしまったようで、
バタバタしてしまい、何も出来ませんでした。



後日書きますので、良かったら読んでやって下さい(^^;)
よろしくお願いします🙇